適応障害の子どもへの接し方、親にできる対応あれこれ

適応障害の子どもへの接し方、親にできる対応あれこれ

適応障害といえば皇太子妃雅子さまが診断されたことで一般的にも知られるようになりましたね。大人社会では大きなストレスで適応障害になりその後うつなどへ発展したり病気になったりする人も大勢います。

その点子どもは順応性、適応性も大人よりずっとありますので適応障害の子どもは少ないように感じられます。がそれでも最近は子どもにも多くみられるようになってきました。その一番大きなものが不登校です。

もっとも不登校の子どもたちが皆適応障害というわけではなく他の障がい、例えば発達障害であったり、摂食障害であったり、回避性パーソナリティ障害であったり、また障害とまではいえないものもあるでしょう。ここでは、適応障害と思われる子どもへの接し方について述べてみます。



 

適応障害の子どもへの接し方、
親にできる対応あれこれ

 

そもそも適応障害って何?


適応障害は過度のストレスが元でいろいろな症状が引き起こされます。そしてそのストレスの原因がはっきりしていてその元となるものがあらわれてから3か月以内に症状がでるときにいいます。人は皆生きる上でストレスは多少感じるもので全くない人などいないと言っていいでしょう。

しかし、それが自分の許容範囲を超えたときに出てくる兆候で精神的なものと身体的なものがあるとされています。子どもであれば上にあげた不登校や身体では頭やお腹が痛くなったり、夜眠れない、朝起きられない、食事がすすまないなどがあります。

その元となるストレスから離れると症状が良くなるとされていますがまた別のものが原因となり再び発症することもあります。

 

適応障害と発達障害は違う


適応障害とよく間違われるものに発達障害がありますが全くの別物です。適応障害は精神疾患のひとつですが発達障害は生まれながらの脳の状態が通常と違うことによって症状があらわれてくるものです。

ただし発達障害には自閉症・アスペルガー症候群・多動症・学習障害などいろんな障害がありその症状はひとりひとり違うため判断するのが難しく周りの無理解からさらに適応障害にもなる場合があります。適応障害も発達障害も精神科や心療内科など専門医に診断してもらうことによって初めてつく病名です。

 

適応障害はよくなる


まだ小さな年齢の子どもだと何が原因かよくわからないこともありますがある程度の年齢になると原因がはっきりしますのでその原因となるものから離れることによって徐々によくなっていきます。ですので一番いいのはそのストレスの元からしばらく離れ休養することです。

学校にストレスがあるのであればしばらく休ませてあげてもいいのではないでしょうか。ただ怠けているだけ、そう思うのであれば一度病院へ連れて行かれたらどうでしょう。病院に連れて行くなんてとんでもないと思うかもしれません。しかし、子どものことをいちばん守ってあげられるのは親です。

適応障害という診断があれば学校側にも対応を求めやすくなります。行きたがらないとき、また診断が出ないときも子どもの言い分を受け入れてあげましょう。受け入れてあげると案外すぐに改善するかもしれません。学校に行けないときは休ませる、または保健室登校とか給食時間だけなどでもいいと思います。

 

不登校は問題ですか?


子どもが不登校になると親はなんとか行ってほしいと願います。しかし、適応障害の子どもにとって学校がストレスなんですよね。上記に書いた通り原因となっているストレスを取り除かない限り適応障害は治りません。

この場合無理に行かせる方が問題なんです、このことを親にはわかってほしい、特に教育関係者は学校にだけは絶対に行かせるという考えの人も多々いらっしゃいます。そういう人は今一度教育基本法を見直してみることをお勧めします。

それは本当に子どものことを第一に考えてのことなのか、見栄や体裁のためではないのか一度じっくり考えてみてください。

 

子どもがいればそれでいい


我慢強い子、リーダーシップのある子、責任感の強い子、何事も完璧にこなす子など弱音を吐かずに頑張る子が適応障害になりやすいと言われます。そうなって学校に行けなくなるのはまだいい方です。気づかずにそのままでいると自殺など取り返しのつかないことになってしまう恐れがないとも限りません。

子どもの命は何より尊い、それに比べたら不登校など大したことではありません。長い人生、数年学校へ行けないくらい大したことではないんです。数年どころかあのエジソンは学校には3か月しか行っていません、それなのにあんなにすごい発明家になったのは周知の事実です。

 

家庭を安全基地に


親の役割は子どもを守ることです。子どもへの虐待など家庭に原因があるなどもってのほかですが学校など外に原因があるのなら家庭は居心地の良い場所にしてあげましょう。思春期の子どもは親にはなかなか相談してはくれないものですが否定せずに受け止めて見守ることならできますよね。

また親には言えなくても兄弟(兄や姉)やいとこなどには話してくれることもよくあります。すべてを敵に回してでも子どもの味方でいてあげてください。子どもを支えてあげてください。

 

子どもも自分も責めてはいけない


子ども本人も頑張っています、努力しています。そんなとき『頑張って』とさらに追い打ちをかけるようなことを言うのはやめましょう。頑張ってもできない自分はダメな人間だと自信を失ってしまいます。子どもの声に、声なき声に耳を傾けましょう。

子どもへの質問は有効なものももちろんありますがあれこれ聞いて逆に子どものストレスがたまっていくのは避けたいところです。根気よく待ちの姿勢でいきましょう。そして子どもの意見を尊重してあげましょう。またこうなったのは自分のせいだと思ったところで改善するものでもありません。過去は過去、それより今後どうするかを考えましょう。

 

以上、適応障害の子どもへの接し方についてまとめてみました。最後に適応障害がよくなったら再びなるのを避けるためにストレス耐性を高めてあげましょう。ストレスに強い子に育てるには子どもの存在に価値があるということを伝えてあげること、自己肯定感を高めてあげることです。

それについて別記事を書いていますので参考にしてください。また親がしつけが厳し過ぎたり自分に厳し過ぎたりするのは考えものです。両親のうち、片方は少し抜けてるくらいがちょうどいい。おおらかになんでもOKというくらい肩の力を抜いて子どもを見守っていきましょう。

 

まとめ

適応障害の子どもへの接し方、親にできる対応あれこれ

・そもそも適応障害って何?
・適応障害と発達障害は違う
・適応障害はよくなる
・不登校は問題ですか?
・子どもがいればそれでいい
・家庭を安全基地に
・子どもも自分も責めてはいけない



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